甲状腺機能低下症とむくみ
今日は、むくみが現れる病気として、甲状腺機能低下症をご紹介します。
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンが減少することによって生じる病気。全身の新陳代謝が低下してしまうので、身体が不活発になってしまいます。この病気は甲状腺ホルモン薬を飲むことで、症状は完全に消えます。
甲状腺機能低下症の症状は、新陳代謝が低下するので、すごく疲れやすく、倦怠感を感じることが多くなります。そして、目立つ症状としては、顔や手足にむくみが現れます。この甲状腺機能低下症が原因のむくみには特徴があり、向くんだ箇所を指で押しても跡が残りません。そのため「粘液水腫」と呼ばれます。
特に、まぶたや額、唇にこのむくみが生じると、「粘液水腫顔貌」と呼ばれる、独特の顔つきになります。また、声門がむくんでしまうと、声がしわがれるという症状もあります。
さらに心臓にむくみが生じてしまうこともあり、この場合、胸部X線撮影や心電図で、その異常を確認できるほどになります。更には脳にも影響があるのでしょうか、精神的に鈍くなってしまい、物忘れがひどくなるなどの症状が現れ、ぼおーっとした印象になるといわれています。
甲状腺の病気の場合、甲状腺ホルモン薬の服用は、勝手に中止してはいけないといわれています。甲状腺機能低下症がひどくなってしまうと、精神活動まで不活発になることがあり、患者自身がこの疾患に気付かない、というケースもあるそうです。
ですから、周囲の方やご家族が注意してみてあげることが大切になってきます。
疑わしい、なにかおかしいと思った場合は、病院で診てもらうようにしてくださいね。